WEBコンサルタントをしていると様々な相談を受けますが、失敗している方にはある共通点があります。
その共通点は下記の3つ。よく勘違いをされていますが、殆どの失敗はSEOやデザイン以前の問題なのです。
- 目的が曖昧
- ターゲットが曖昧
- 詳しい人に相談しない
「そんな当たり前のことはすでに考えているよ」と思ったそこのあなた。本当にそうでしょうか。
実は、その当たり前の延長線上に、アクセスUPや来店数UPに繋がる、重要なヒントが隠されています。
では、上記の3つが何故アクセスUPや来店数UPに繋がるのか、その理由や解決策を詳しく見ていきましょう。
今からホームページ制作を依頼する予定の方だけでなく、既にホームページを制作済みの方にも役立つ内容となっています。
目的が曖昧とは?
ホームページの目的が曖昧な状態とは、そのホームページで何を成し遂げたいのかが曖昧な状態を指します。
例えば、同じ企業ホームページでも、お客様を増やしたいのか、人を採用したいのかと目的は様々です。
「いやいや。それくらいは明確にしているよ」という方は、特に要注意。大切なことはその先にあります。
目的を明確に設定した上で、どのようにホームページと向き合えば良いのか、詳しく見ていきましょう。
明確な目的とは
弊社は「信頼獲得」という明確な目的があります
信頼獲得は手段であり、目的ではありません
目的とは、サイトを閲覧した人にどのような行動を起こして欲しいのかという最終地点です。
つまり、来店やお問い合わせといった具体的な行動であり、信頼獲得はそのための手段でしかないのです。
ちょっと違いが分からないなという方は、ホームページで達成したい目標を決めてみましょう。
例えば、来店を月5人増やしたいという目標の場合、目的は来店数UPだと分かります。(目的が何か判断する方法ですので、数字は適当で構いません)
目的が明確になると?
ホームページに載せるべき情報が明確になります
例えば、来店数をアップさせたいと思った場合、ただ綺麗なだけのサイトには意味がありません。
ホームページを実際に読んでみて来店したくなるか、ホームページの内容が重要になります。
そのためには、顧客がどのようなことに悩み、躊躇し、決断するのか、考え抜く必要があるでしょう。
目的を達成するために、どのような情報が必要なのか、本気で向き合えていますか。目的が明確になれば、必要な情報を考察しやすくなるのです。
よくある失敗
とりあえず作れば良いと思っていました
それでは宝の持ち腐れですよ
最初は明確な目的を持っていたとしても、いつの間にかホームページを作ることが目的になっていませんか。
価格やデザインにばかり気を取られ、内容はあまり気にしてなかったということはありませんか。
消費者が見ているのはデザインではなく情報です。そして何を書くか決めるのも制作会社のスキルです。
今からホームページを作る方は、制作会社がどのような内容のホームページを制作しているのかという所まで気を配りましょう。
ターゲットが曖昧とは?
ホームページにおけるターゲットとは、どのような人にホームページを読んでもらいたいかです。
ただし、年齢や性別と言った、ホームページを見てもらいたい人の属性を絞り込むという話ではありません。
基本的にホームページには誰でもアクセスすることができ、属性の絞り込みが出来ないからです。
では、何のためにターゲットを決め、どう活用していけば良いのか、詳しく見ていきましょう。
明確なターゲットとは?
年齢や性別以外に何かありますか
どのような情報を求めているかです
明確なターゲットとは、どのような情報を伝えれば目的の行動に移ってくれる人か、が明確な状態を指します。
例えば、これから就職先を探すという人は、なるべく沢山の会社の情報を欲しがる段階の人です。
一方で、既にあなたの会社に興味を持っている人は、あなたの会社の詳しい情報を欲しがるでしょう。
同じように就職先を探している人でも、段階によって欲しがっている情報は違ってくるのです。
ターゲットが明確になると?
載せるべき情報がより明確になる?
ターゲットが明確になると、ホームページで載せるべき情報は、より明確になってきます。
ターゲットの行動を思い浮かべることで、必要な情報は何か、より具体的になるでしょう。
また、ホームページで狙えるターゲットが明確になれば、アクセス獲得のための戦略も立てやすくなります。
「ホームページで狙えないターゲットには広告を打とう」など、より柔軟なアクセス獲得戦略を取ることが出来るでしょう。
よくある失敗
ターゲットを絞ることに抵抗があります
中途半端では誰にも響かないのです
「とにかくアクセスを集めたい」「沢山の人にホームページを見てもらいたい」という相談をよく受けます。
しかし、自分たちの顧客にならない人をいくら集めたところで、反響数は大きく増えません。
また、ターゲットを広げるということは、それだけ競合も増え、より時間と手間が掛かるということです。
SEOに強いホームページに拘るのではなく、ターゲットを明確にすることで、効率の良いアクセス獲得を目指しましょう。
詳しい人に相談する重要性
ここまで読んだ方はお気付きかもしれませんが、ホームページ運用も簡単ではありません。
なんとなくは分かったけど、結局アクセス獲得の戦略なんて建てられないよという方も多いでしょう。
しかし、誰もがネットで情報を探してから行動する時代、ホームページの成功は非常に重要な課題です。
では、ホームページを成功させるためには、どのような人に、何を聞けば良いのか、詳しく解説していきたいと思います。
詳しい人ってどんな人?
WEBという言葉でひとまとめにされがちですが、WEBにも様々な仕事があります。
例えば、制作会社には、ホームページを作るシステム屋もいれば、デザインを担当するデザイナーもいます。
そして、WEBを活用して集客を成功させる人はWEBマーケターと呼ばれ、制作とは全くの別分野です。
「農家は料理が上手か」と問われれば「素人よりは」と答えるように、制作会社の人が活用方法にまで詳しいとは限らないのです。
WEBマーケターやWEBマーケティングのコンサルタントなど、ホームページ制作では無く、WEB集客に詳しい人に相談しましょう。
制作会社にもWEBマーケティングに詳しい人はいます。ただ、SEOなどの一つの手法についてだけ詳しいという場合もあります。相談する場合は、ホームページ以外のWEB集客にも詳しく、全体の運用方針を決定できる方かを見極めましょう。
本当に相談は必要?
今の時代、ネットで調べれば情報自体はいくらでも落ちていますが、知識を使いこなせるかは別問題です。
さらに言えば、情報を調べるにも経験を積むにも時間はかかり、それだけの人件費を消費しているのです。
WEB集客の経験を積んでいる間に、他社は詳しい人に相談して、すでに実績を積んでいる可能性もあります。
可能性をあげればきりがありませんが、詳しい人に相談することで、考えられる様々なリスクを軽減できることは間違いないでしょう。
何を聞けば良いの?
WEBマーケティングと言っても、あくまで経営上の課題をクリアするための手段でしかありません。
アクセス数やSEOと言ったものは、目的達成のための手段や目安でしかなく、あまり重要では無いのです。
それよりもWEBマーケターやコンサルタントが気になるのは、何をクリアすれば目的が果たされるのか。
何が課題でWEB集客がうまく機能していないのかは、WEBマーケターやコンサルタントが判断することなので、何が目的なのかを相談しましょう。
ホームページで失敗しないために
今の時代、ホームページ自体は無料ツールなどで簡単に作ることが出来るようになりました。
しかし、誰でも簡単に作れるようになった結果、とりあえず作ってみて失敗したという方も増えているのです。
それだけならまだしも、色々調べては試してと、結果的に人件費がかさんでいる場合も多々見られます。
ホームページ運営は簡単ではありませんが、企業や個人事業主の方には絶対に必要なツールです。
必ず目的とターゲットを明確にし、WEBマーケティングに詳しい人に相談した上で制作しましょう。
- ホームページの必要性
- ホームページに必要な機能
- SEOに強いホームページとは
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